皆様ご清祥のこととお慶び申し上げます。



 この度、私どもにとって待望の連盟が設立されました。

 何故“待望”かというと、演劇の実技教育を行っている大学が手を取って、演劇環境に貢献できるようなことをやろうという話は、実は20年以上も前から度々されてきました。しかし、学事日程が詰まっている中、日程を合わせて話し合いを行うこともままならず、まとまって何かをやっていく時間も場所もつくることができなかったのです。


 しかし、どうやら機は熟してきたようです。2001年ようやく我が国にも「文化芸術振興基本法」が制定され、それから12年たった昨年6月にはこの基本法の理念に則り「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律(いわゆる「劇場法」)」が公布されました。そこには「国及び地方公共団体は、制作者、技術者、経営者、実演家その他の劇場の事業を行うために必要な専門的能力を有する者を養成し、及び確保するため、劇場と大学等との連携及び協力の促進、研修の実施その他の必要な施策を講ずるものとする。」といった一文があり、実演芸術の専門人材育成と人材確保に関して書かれています。これは私たちの考えに時代も追いついてきてくれた証と考えます。



 個々の大学の忙しい事情は全く変わりありませんが、そこを乗り越え積極的に活動を展開していこうと、5つの大学がまとまりました。

 桜美林大学、玉川大学、多摩美術大学、桐朋学園芸術短期大学、日本大学です。


 演劇の実技教育は、各大学というより個々の教員独自の方法で教授されて共通のテクストがないのが現状です。今後先に挙げた5つの大学が中心となり、他大学にも声をかけ、徐々にではありますが、演劇の実技教育の共同研究や、作品の共同制作を通した実践交流、公共劇場や関連各機関との連携事業などを行いながら、共通のテクストづくりや将来の人材育成を通じてよりよい演劇環境のために活動していきたいと考えております。

皆様どうか長い目で当連盟にご支援を賜り、活動を見守って頂けるようこの場を借りてお願い申し上げます。

東京演劇大学連盟

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