日本大学芸術学部演劇学科について

教育理念:「理論と歴史」「表現方法と技術」の2分野から舞台芸術の未来を探求します。
日本大学芸術学部演劇学科における教育は、演劇の理論、歴史、技術の基礎教育を通じて、感性豊かな人間性の開発と専門教養の修練に集約されます。
ことに「演劇」は、人間の生きる営みに密着し、数千年の歴史や伝統を引き継ぎながら、しかも刻々と変貌しつつあります。現象の皮相に浮動することなく、生きる人間にとって演劇とは何かを根本的な問いとして新たに創造的な演劇の成り立ちを志向するのが演劇を科学するということです。
カリキュラムは「理論と歴史」「表現方法と技術」の2分野で編成され、1年次からそれぞれのコースの専門基礎科目を履修。特に「表現方法と技術」の分野では、コースにおける専攻基礎の教育に力を注いでいます。また実習授業や作品の学外発信活動、演劇祭への参加、国内外の演出家・振付家を招いてのワークショップなど多くの発表の機会を用意。さらに福祉・教育など、演劇の応用領域に関する実践的な領域の研究も重ね、新しい形のシアターワーク、演劇を通じたカルチュラルワークなどの開発にも、積極的に取り組んでいます。
 

演劇学科のコース

劇作コース

“戯曲”は演劇の基本となるものです。戯曲を「読む」「書く」というトレーニングを通して、劇作家の養成を目指します。
 

演出コース

演出は、舞台を創造する上で常に重要な役割を担っています、演出実習、演出論を中心に、その理念や方法を広範囲に習得します。
 

演技コース

演者に必要な基本的理論・方法・技術を身につけます。また、演技実習や総合実習などの各実習を通じて、体験と修練を重ねます。
 

装置コース

舞台図表現の基礎的訓練によって、台本に基づいた空間構成を学びます。そのための基礎理論、方法論、表現技術などを身につけ、総合実習を通して実際に創作体験を重ねていきます。
 

照明コース

舞台照明の構成を表現について、基本的訓練を通じて学びます。そのための基礎理論、方法論、技術(電気工学、照明プラン、器具操作方法など)を身につけ、総合実習によって実践的に創作していきます。
 

日舞コース

舞踊の理論と歴史、舞台表現にいたる基礎理論を身につけます。それとともに日本舞踊の古典技法の基礎を習練し、創作法も学んで、自分たちで創作した作品を舞台で発表します。
 

洋舞コース

舞踊の理論と歴史、舞台表現にいたる基礎理論を身につけます。さらに基本的な身体トレーニングを習得しながら創作法を学び、作品創作、舞台発表を行います。
 

企画制作コース

企画制作に関わる業務・実務について知識を積む一方、「演劇と社会」という視点に立ち、演劇を教育や福祉、その他の社会領域で活用・応用していくための理論や方法論についても研究していきます。
 

演劇学科の代表授業「総合実習」

総合芸術である舞台芸術は、それぞれのパートが協調することで完成します。この授業では、学生を主体として、集団における舞台芸術作品の計画準備から上演、作品と活動の評価に至るプロセスを実践的に学びます。演劇・舞踊などの作品を創造し、実際の舞台(劇場)において公演を実施することで、知識・技術を磨くとともに「見えること」と「見せること」を舞台上でどう表現していくかを実践的に学び、舞台芸術への理解を深めます。